人口ピラミッド

2008/01/15 火曜日

今年、新成人の数は135万人で過去最低を更新したそうです。それに対し、今年還暦を迎える人の数はなんと227万人だとか!
こう数字を並べてみると、今日の少子化現象(といっても新成人が生れたのは20年も前の話ですが)というものを改めて実感します。それとそれ以上に、団塊の世代の数のパワーってものも。
年金制度で言えば、新成人135万人が新たに年金負担者となる一方、還暦の方々227万人がリタイアして年金受給者になるとすれば、すでに“1人で2人を支える時代”が現実化しつつあるのだなあ、と少し驚きます。
で、改めて『人口ピラミッド』ってものを見てみたら、こんな形になってました。
05k18-p1.gif
平成18年10月現在(総務省統計局資料)
目が窪み、鼻が高く、顎が張った人の横顔が背中合わせに左右二つあるように見え・・・ます。ちょっと無理やりです。一番突き出た「鼻」の部分が団塊の世代で、新成人は「喉」あるいは「首」付近に位置していることになります。
ちなみに「鼻」と「顎」の間に「口」が開いているかのように一箇所窪んだ部分がありますが、これは昭和41年生の丙午。ってことは、1コ上の私(昭和40年生)の代は、「上唇」ってことでしょうか。
“ニッポンの上唇!”
・・・ちょっと何に言ってんだかよく分かりません。(byサンドウィッチマン
この先、「首」部分がどんどん長くなってしまうと、年金財政はますます厳しい状況になることが予測されます。現在実行されている定年の引上げや継続雇用制度の導入、年金受給開始年齢の引上げ、そして少子化対策などで果たして対応し得るのか。将来の受給者としてはそう危惧するわけですが、それと共に、『人口ピラミッド』などを見ればお国はかなり以前からこの問題に気付いていたはずですから、何を今更というも気もしないではありません。
と、こんな事を書いていたら、自分の年齢が新成人よりも還暦側に近いことに途中で気がついて、ショック!!
でも、数えてみたら還暦まで、あと約6,500日。時間にして約156,000時間。これだけあればまだ何かできるはず。年金は貰えないかもしれないけど、とりあえず悔いのないよう残りの人生を送らなくては、と思う今日この頃であります、はい。
(所長)