最高のエンターテイメントツール
2008/04/01 火曜日インターネットの普及がその一因だとされる昨今の“出版不況”。けれども、そのインターネット上では、今や多くのブログやメールマガジンで「書評」が活発に行われ、アマゾン・ドットコムからは、ご丁寧にも各ユーザーごとの「お勧め本」情報がメール配信されたりしています。
私に限って言えば、インターネットのせいで書籍に関するエンゲル係数は確実に上がってしまいました。逆に言えば、インターネットによって世の中にある面白い本を沢山教えてもらいました。
確かに、これだけ安くて、手軽で、バラエティ豊かな「エンターテイメント・ツール」は、インターネットを含めて他にありません。読書好きということは、それだけで人生においてちょっと得をしていると言っても良いのではないでしょうか。
最近は、“1冊30分”などの「速読」なんてものが注目されたりして、読書の仕方も色々とあるようですが、私の場合、同時に平行して何冊もの本に手をつけるクセがあります。これは生来の浮気性ということでは決してなく、本人曰く、色々なおかずに手をつけながら食事をするあの和食のスタイルと同じ「和食方式」なのだ、とのことですので誤解なきよう。
ちなみにその対極は、一冊ずつ順番に読破していく「フレンチ方式」であるわけですが、うちのかみさんなどはまさにこの方式の使い手で、私がとっかえひっかえ本を読んでいると、
「あちこち読み散らかして、よく訳が分からなくならないね」
などと呆れ顔で言ってきたりします。
が、そんな時には、
「毎日のように何本も韓流ドラマを観ているけど、よく訳が分からなくならないな」
と返すと、静かになります。
(所長)