納税管理人の「プライド」
2008/05/22 木曜日「Off Side」になって初登場の誠です。
先日、「ミルコ・クロコップ」「アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ」「ヴァンダレイ・シウバ」といった“旧PRIDE”のトップファイター達の脱税のニュースが流れました。なんでも、ファイトマネーなどの消費税の申告漏れを指摘されたそうです。後日、ミルコの日本国内での「納税管理人」の方は、事実無根であることを主張していたようですが、真相はどうなんでしょうか。
「納税管理人の中の納税管理人、出てこいや~~!!」
(高田旧統括本部長風に)
国内に住所等がない個人や法人(非居住者)であっても、国内において課税資産の譲渡等を行い、課税売上高が1,000万円を超えると、その翌々年度より日本において消費税の納税義務者となります。このような場合、非居住者は納税地を決めて、納税管理人を選任し、納税義務を果たさなければなりません。
平成15年度の税制改正で、消費税の免税点が3000万円以下から1000万円以下に引き下げられたことに伴い、海外から来る“ジョッキー”や“プロゴルファー”などにも申告漏れが多発しているようです。日本のゴルフ国内ツアーで優勝すれば、1千万円以上の賞金がもらえるわけですから、今や非居住者でもすぐに課税事業者となってしまいます。そういう意味で納税管理人の役割はより重要になっています。
あ~、それにしても東京ドームに「ミルコ対ノゲイラ」を観に行ったのが懐かしい。PRIDEよ、今どこに。
(誠)