望月会計事務所

事務所日記
 
今週の望月会計2004

12月の日記

2004/12/27

 今年もあとわずかになってまいりました。年末調整の作業もようやくゴールが見え無事に年を越せそうです。

 そんな中、先日、「2005年度税制改正大綱」が決定しました。最大の関心事は「定率減税の段階的廃止」でしょう。

 「定率減税」とは、景気対策として1999年から、所得税額の20%(最大25万円)と個人住民税額の15%(同4万円)を差し引くもので「景気が悪いから税金減らしてあげる。」 と政府が始めたものです。今年の年末調整においても、しっかり“減税”されています。

 ここへ来て、景気が回復傾向にあるとの判断から段階的に廃止されることになりました。平成17年は現行のままで、平成18年に半減、平成19年に廃止、というのが規定路線のようです。
 実質的な増税ですね。

 暗い気分になりますが、来年が皆様にとって明るい年でありますように。−−−−(誠)



2004/12/13

寒い日と暖かい日が交互に訪れ、体調管理が難しい今日この頃いかがお過ごしでしょうか?12月に入り、街はあわただしくなってきましたが、当事務所もあわただしくなってきました。
 会計事務所で12月といえば、年末調整のシーズンです。本年から、配偶者特別控除の一部が廃止になりました。
 
 例えば、妻の給与収入がない場合
去年までは、配偶者控除38万円と配偶者特別控除38万円の合計76万円が夫の所得から控除できましたが本年からは、配偶者控除38万円のみの控除となります。
 年収500万円の家庭でみると、去年と比べ所得税で約3万程度の増税となりました。
 
 毎年、還付されるのが楽しみな年末調整の還付額も去年より減ってしまいます。−−−−(誠)



2004/12/06

 不動裕理と宮里藍の賞金女王レースで盛り上がった女子ゴルフ。
最終戦までもつれ、普段、ゴルフを見ない私もつい見てしまいました。私のようなにわかファンはともかく、熱心なゴルファーには注目すべきニュースがあります。

「ゴルフ会員権は今が買い時?!」

 平成17年度の税制改正で、ゴルフ会員権の譲渡損の損益通算廃止が議論されています。来年からの“廃止”は見送られる公算が強まってきたようですが、まだまだ予断を許しません。
 
 これまでは、譲渡損が生じた場合には、給与所得や事業所得などの他の所得との損益通算が可能でした。そのため、バブル期に高額で取得し価値が下がってしまった方も、税制面で救われていました。

 このニュースの影響からか、節税目的の投げ売りも始まっている模様でゴルフ会員権の値段も下がっているようです。
 逆に言えば、欲しい方は今が買い時ということでしょうか。−−(誠)